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二、人口と民族 人口統計 1998年末、チベット自治区の総人口は252万人である。
人口増加率 1998年末、全自治区の人口自然増加率は1.59%である。
平均寿命 チベット人口の健康レベルの向上は速く、平均寿命は平和解放以前の36歳から65歳に向上した。
民族の分布と人口の割合 1994年末、チベット自治区は合わせて232万(1998年末には252万人)の人口があり、そのうちチベット族人口は223.6万人で、総人口の96.4%を占めている。漢民族の人口は6.6万人で、2.8%を占めている。その他の少数民族の人口は1.8万人で、0.8%を占めている。チベットは全国でチベット族住民が最も集中している地域であり、全国のチベット族人口の45%を占めている。チベット族のほかに、チベット自治区にはさらにメンパ族、ローパ族、漢民族、回族とシャルパ人などの民族がある。
メンパ族はチベット高原に居住する長い歴史を持つ民族であり、主にチベット自治区南部の門隅(モンユィ)地区に分布し、一部は墨脱(メド)、ニンチ、錯那(ツォナ)などの県に分散して居住している。
ローパ族は主にチベット自治区南東部の珞瑜(ロユ)地区に分布し、残りは米林(スンリン)、メド、察隅(ザユィ)、隆子(リュンズェ)、朗(ナン)県の一帯に分散している。
現在、チベットに居住している回族人口のほとんどは清代(1644-1911年)に、甘粛、陝西、青海、四川、雲南などから移住してきた回族の人たちの子孫であり、少数は中央アジア一帯から来た人たちである。主にラサ、シガズェ、チャムドなどの都市に分布している。その多くは商業、手工業、屠殺業に従事している。
シャルパ人は主にチャンム付近の立新郷と定結(ティンギェ)県の陳塘一帯に居住している。 比較的多くの漢民族の人たちがチベット地区に移住したのは清代であり、そのうちの一部はすでにチベット族に同化されている。現在、チベットに居住している漢民族の大部分は中国のその他の省、直轄市、自治区から来た技術者、労働者、教師、医療・衛生関係者と幹部である。
教育レベル 1998年末までのところ、全自治区の大学・高等専門学校以上の教育レベルをもつ人口は2970人、高校卒の人口は25743人、中学校卒の人口は15.84万人、小学校卒の人口は94.75万人、非識字者と半非識字者は111.19万人である。
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人口と民族 |
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